もう一度てっぺんめざすんや
sugitaniと申します。
みたいな考えをもった開発者です。
かつてはドワンゴでニコニコ生放送というシステムを開発していました。(以下ニコ生と表記)
ニコ生は日本の生放送サービスで最も人気があったシステムだと思います(今はどうなんだろ?)ニコ生に関する仕事は大量にあり開発はもちろん番組制作に品質保証やユーザーサポートなど沢山の仕事が生み出されました。またニコ生由来の収益もあったことでしょうしそれにより会社活動(≒多数の人の給与≒生活)に貢献できていたでしょう。また生放送をしてくださる方々により多数のカルチャーが創造され、観たり配信したりして楽しむだけに留まらず人生も変わった人も多数いらっしゃることでしょう(例えばそれで出会って結婚するだとか仕事を得るだとか)ニコ生は世界を変えたと思っています。
ニコニコ超会議の音楽イベントでステージに立たせて戴いたことがあったんですが、膨大な数の人々が目の前にいらっしゃって、俺は文化を創ったんだろうかな?と感極まり打ち上げの時まで泣いていたことを思い出します。
その後色々あっていまはSUGARという会社でSUGARというアプリを開発しています。SUGARは著名なアーティストの方と、そのファンの方とのコミュニケーションにフォーカスしたシステムで電話がかかってきて1:1で話せるんだぜ、とか訳の分からん説明はできるのですが伝えるのが難しいです。電話と生放送の中間?かな?
そう、また生放送なんですよ。また。
また俺は生放送作るのか?とかいろいろ思うんですがこの企画を頂戴したとき面白くないわけが無いと思ってしまったのでしょうが無くもりもり作ってリリースしてみて使われているところみたらやっぱり尋常じゃ無く面白くてやべーな、と思ってしまっているのでしょうが無いと思っています(楽しい)。
SUGARは技術的にはたいしたことはありません。昔であれば生放送かーRTMPになるなーFMSかWowza調達してFlexかFlash持ち出してクライアントかいてーDCと機材も手配したりセットアップもしないといけないし大規模配信しないといけないから回線も調達しなきゃえらいこっちゃ、なんですが今回やったことはWebRTC等の必要な技術を調べてサーバを立ててブラウザで軽くプロトタイプを創り映像合成や回線切り換えが出来るか動くかCDNでHLSで再配信ができるかを検証してからサーバとクライアントを清書、サーバもAWSなりGCPあるしk8sめっちゃ便利やんけうっひょー、などとやっていたら完成していました。
2017/10から開発を開始、UI周りはフリーランスの方に手伝って戴きつつもおおむね一人で作業を進め2018/6にS-inできたくらいです。(画像エフェクト/顔認識系をいれなければもう少し早かったくらい)
技術的には優位性は薄いので機能的にはマネされやすいかもしれませんが(特許類は押さえてあるけど)ファンの方とのコミュニケーションに絞ってサービス提供をする、という立ち位置は既存のライブシステムには再現しきれないだろうなぁ、等と考えています。
幸い、仲間にも恵まれています
- カタロニアのSuperScalaManであるGuillemさん
- 前職の同僚でありScalaもiOSも行けるナイスガイ嶽さん(一社挟まっているので前職からの引き抜きではない)
- 丁寧な仕事が光るiOSエキスパート星野さん
- そして各所でいろいろな発表(最近だとScala関西)をされているSuperScalaGirlタラソワ・ダーシャさんが入社!
もしかして、もういちど、てっぺんめざせるんじゃ?
などと考えています。今年も頑張ります。 みなさまSUGARを宜しくお願いいたします。
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